せいいっぱいですもの

私ずっと愛してほしかったし、きっとこあれからもずっと、愛の為ならなんだってするし、それが女として素晴らしいことなのか判らないけれど、兎に角愛に飢えていて、愛してほしくて、誰でも善いわけでもなく、貴方が善いと断言できる根拠もなく、其れでも私を愛してください、そして本を読んだ、うろ覚えで、失礼で、本当は、ただただ逢いたくて、キスしたくて、抱きたくて、みたいな、そんなの、とかげ、吉本ばななさんの、読み終わってからあれとおんなじ、おじいさんのランプ、これもうろ覚え、青空文庫にあるのね、おじいさんがランプを壊すはなし。言葉に出来ないうわあああな気持ちを凡てとろかしてもらいたい他人事、この本が好きだけどもう読みたくはないや。
あとはそう、ソクラテスの弁明も読んで、ソクラテスお前、ええ加減にしてやと思いつつ、まったく反省してないし何が悪かったかも結局判っていないようなソクラテスはいわば天才少年が自分の生み出した独自の方式を理解してもらおうとあたりを駆け巡っているだけなのかもしれない、悪気もなく悪意もなく、ただ配慮だけが足りなかった。
テストお勉強結局してないんですけれど、情けないことに、現代文と倫理は学年1位いただきまして、嬉しいわあ思うてたんですけれど、でも今では重荷しかないのね、次も善い点数取らなきゃあきませんし、優等生さんに睨まれますし、同じ時期に男子がキチガイキチガイ私のこと呼びますもん、堪忍してほしいわあ。学校行きとないけど休む理由も思いつかれませんし、ただじっと本を読んでゲームをして、時間になったらバイトに行って帰ってきてちょっと書きものをして本を読んでゲームをして慌ただしく眠るような、私にはそれしか出来ません。
楽に生きたいです。楽に、私のささいな言動にいちいち誰も注目しないでほしいです、自意識過剰にしか思われないようなくだらないお願いです、授業中にこっそり書きものしてたいです、授業中いつも何書いとんのなんて器官で欲しいです。私はそれしかないのです、言葉に縋りつくしか出来ません。
生きる理由を考える人間は嫌いです。七割はそんなことを考える自分に酔っているひとたちです。そんなこと考えなくても生きていけるのに考えてしまうわたくし、あー私の性格って生きづらいわ! そんなひとです。私の周りにたくさんいるし私もそうかもしれないね。一割はそんなこと考えなきゃほんとうに死にそうなひとたちです。一割は世にもお偉いこうべを下げたくなるような哲学者です。今の時代は減少する一方ですね。最後の一割は学生とかが多い気がします。七割の考えてしまうわー系の人間が教師だと生きる意味を考えてみましょうとか、そういうことをしかつめらしい態度で言われてしまうのね、それの被害者というわけでございます。
泣きそうですね、せいいっぱいですもの。

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